会計処理の概要
暗号資産を保有する場合は、暗号資産の(1)取得時、(2)売却時、(3)期末時の会計処理、3つの会計処理が定められている。
(1)取得時
- 取得の対価に付随費用を加算した額をBS価額とする
- (複数回に渡り取得する場合)税務上総平均法又は移動平均法が認められている
(2)売却時
(3)期末時
- 暗号資産の時価が存在する場合
- 時価をもってBS価額として、時価と取得原価との差額はPL計上する
- 暗号資産の時価が存在しない場合
- 取得原価をもってBS価額とする
- ただし、処分見込額が取得原価以下になっている場合、処分見込額をBS価額とし、取得原価との差額をPL計上する
- 当該PL計上額は翌気に戻入は行わない(切放法)
有報の表示/注記
BS
取得した暗号資産は「暗号資産」などの適切な勘定科目でBS流動資産に計上する
PL
- 保有による含み益/含み損
- 暗号資産評価益/暗号資産評価損などの適切な科目で営業外損益に計上する
- 売却による実現益/実現損
- 暗号資産売却益/暗号資産売却損などの科目で営業外損益に計上する
CF
- PLで計上した暗号資産売却損益、暗号資産評価損益を営業活動によるCFに計上する
- 暗号資産の取得による支出、暗号資産の売却による収入を投資活動によるCFに計上する
注記
時価があるもの、時価がないものに区分の上で、暗号資産の種類、数量、BS価額を記載する
開示事例
BS
- きちりホールディングスの連結BS(2022年6月期)

PL